ヘルメットは薄毛の原因

ヘルメットは運転や危険作業をする際に頭部を保護する大切な防具ですが、
頭髪や頭皮にはあまり優しいとは言えません。

 

ヘルメットを被ると内側がひどく蒸れます。
これは頭皮の毛穴からの発汗が蒸発できずにヘルメット内に留まるためです。
高湿になったヘルメット内で頭皮はずっと蒸れた状態が続きます。

 

すると雑菌が繁殖して臭いの原因になるばかりか、毛根へもダメージを与え、抜け毛の原因になってしまうのです。

 

酷い場合は脂漏性皮膚炎といって、頭皮にニキビのような湿疹ができることがあります。
これはカビの一種であるマラセチアが繁殖したために起こるものです。
マラセチアは常在菌なのでもともと皮膚に存在していますが、ヘルメットにより頭皮の環境が悪化し、
さらに免疫がさがると爆発的に増殖して皮膚炎を起こすことがあります。

 

 

このようにヘルメットは薄毛の原因になりやすく、頭皮のトラブルも起こしやすいのですが、
仕事柄ヘルメット着用が義務づけられている場合は被らないわけにはいきません。

 

ヘルメット着用の義務のない仕事に転職することは、ほとんどの人にとって現実的ではないでしょう。
ヘルメットを日常的に使用する環境下でもできる対策はたくさんあります。通気性の良いヘルメットに変更したり、
タオルの上からヘルメットを被ることで汗による蒸れを防げば、雑菌の繁殖はかなり抑えることができます。

 

頭皮の摩擦を少なくするためにも、ヘルメットのサイズ選びに気をつけましょう。汗もこまめにふき取ることをおすすめします。

 

しかし最も大切なのはヘルメットを脱いだ後のケアです。仕事で疲れて帰宅したからといって、
お風呂に入らず寝るのはもってのほかです。ちゃんと毎日シャンプーすることはもちろん、シャンプーも界面活性剤やシリコンの入っていない、
地肌に優しい成分でできたものを使用してください。頭皮にかゆみがある場合は爪先で掻いたりしないで、
指の腹を使って優しく頭皮をマッサージしながら、毛穴につまった汚れと皮脂を丁寧に落とします。

 

 

洗髪後も濡れたまま放置はせず、すぐに髪を乾かすようにしましょう。ときどきドライヤーを避けて
自然乾燥させる人がいますが、これは雑菌の温床になります。

 

シャンプーは髪の汚れを落とすものですので、地肌ケアには育毛剤を使うことが大切です。

 

育毛剤には頭皮の血行よ良くし、ダメージを受けた毛穴や地肌に栄養を与える有効成分が配合されています。
頭皮ケアをして新しく生えてくる髪を育てるなら育毛剤は必須です。

 

ヘルメット内の厳しい環境で傷んだ頭皮であっても、しっかりケアすれば抜け毛や薄毛を防ぐことができますので、
諦めず様々な対策をしてみてください。